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ドメニコ・ラガナ「これは日本語か」河出書房新社
 「文章表現に於いて日本は個人主義、西洋は集団主義」
この見方は新鮮だった。文法の柔軟さが理由の多彩な表現は手を焼くだけのことが多く、複数形や時制を厳密に扱う言語に比して、大胆な省略から連想する印象を大切にする日本語の表現が個人主義であることに諸手を挙げて賛成するものだ。

ディック・フランシス「血統」ハヤカワミステリ文庫 菊地光訳
 主人公の印象がまるで浮かばないのは、「特徴のない男」を描く為に施された網であり、ストイックに過ぎて愛想のない主人公だから、序盤は物語に入り込めるかどうか不安であったが、読み手のもどかしさを主人公の気分に同調させ、何時の間にか感情移入させられている。
 やるせない倦怠感に包まれた黄昏を基調に淡々と進む描写は、後半の熱情を予感させるものの比較的穏やかなままで進み、英国流のラストが待つ。
 疲れた気分にぴったり、秋に読むことを薦める。原題は「Blood Sport」



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