- 一顧傾城 いっこけいせい
- 絶世の美女が一瞥しただけで君主は心奪われ国が傾いたことから
- 一笑一金 いっしょういっきん
- ひと笑いが千金にも値する 美人の笑いはきわめて得難い
- 雲中白鶴 うんちゅうはっかく
- 雲の間を優美な姿で飛ぶ白鶴のような気品に満ちた様
- 詠雪之才 えいせつのさい
- 優れた文才を持つ美人
- 解語之花 かいごのはな
- 言葉を理解する花 つまり美人
- 花枝招展 かししょうてん
- 華やかに着飾って歩くさま
- 佳人薄命 かじんはくめい
- 美人は長生きしない
- 蛾眉曼碌 がびまんろく ※碌の石は肉月
- 蛾の触角のように細く形よい三日月の眉 曼碌はなまめかしい目つき
- 錦上添花 きんじょうてんか
- 美しいものに美しいものを添え いっそう美しく飾る
- 傾城傾国 けいせいけいこく
- 男が溺れて城も国も省みないほどの美しさ
- 才色兼備 さいしょくけんび
- 才能と容貌を兼ね備えている
- 綽約多姿 しゃくやくたし
- ゆったりしとやかしなやかたおやか とにかく美しい姿
- 春蘭秋菊 しゅんらんしゅうぎく
- どちらも美しくて選ぶことなど出来ない
- 朱唇皓歯 しゅしんこうし
- 朱い唇に白く輝く歯 口元の美しさ
- 小家碧玉 しょうかへきぎょく
- 貧しい家に生まれ育った美しい娘
- 人面桃花 じんめんとうか
- 桃の花のように美しい顔
- 吹気勝蘭 すいきしょうらん
- 美人の口から吐き出される気が蘭の香りよりかぐわしい
- 絶世独立 ぜっせいどくりつ
- 世に優れて並び立つものがない
- 仙姿玉質 せんしぎょくしつ
- 超俗した美しい姿 玉のように滑らかな肌
- 高嶺之花 たかねのはな
- 高い山の頂上に咲く入手不可能な花から
- 沈魚落雁 ちんぎょらくがん
- 美しさに驚いて魚は沈み雁は落ちる
- 天香国色 てんこうこくしょく
- すばらしい香り 国中で最も美しいこと
- 天真爛漫 てんしんらんまん
- 自然のままありのまま 純真な態度
- 八面玲瓏 はちめんれいろう
- 心が美しく 多くの人と円満に付き合える人
- 万緑一紅 ばんりょくいっこう
- 男の中に紅一点の女性 転じて優れた人
- 媚眼秋波 びがんしゅうは
- 媚びる眼 秋に澄んだ水のような美女の目つき
- 氷肌玉骨 ひょうきぎょっこつ
- 梅の別名 美人の形容
- 眉目秀麗 びもくしゅうれい
- 容貌の優れたさま 女に対しても使う
- 美目肦兮 びもくはんたり
- 目が円らで美しい
- 粉白黛墨 ふんぱくたいぼく
- おしろいまゆずみの際立った美人
- 閉月羞花 へいげつしゅうか
- 月は姿を隠し花も恥らうほどの美しさ
- 曼理皓歯 まんりこうし
- きめの美しい肌と白く輝く歯
- 明眸皓歯 めいぼうこうし
- 明るい瞳と白く輝く歯
- 幼窕淑女 ようちょうしゅくじょ
- 奥ゆかしくしずやかでしとやかで美しい
- 蘭摧玉折 らんさいぎょくせつ
- 蘭が砕け玉が折れる 美人の死
- 蓮歩楚々 れんぽそそ
- 纏足で小さく歩くさま